白須村(読み)しらすむら

日本歴史地名大系 「白須村」の解説

白須村
しらすむら

[現在地名]白州町白須

釜無川上流右岸の同川と尾白おじろ川の段丘上に位置し、北西鳥原とりはら村、南はだいはら村。白州・白砂などとも記された。北に前沢まえざわ、西に竹宇ちくうの枝郷がある。慶長六年(一六〇一)検地帳(県立図書館蔵)では麦田六反余・上田六反余・中田二町五反余・下田六町四反余・下々田一五町六反余、上畑六反余・中畑一町余・下畑七町一反余・下々畑二七町八反余、屋敷九反余、永荒地九一町一反余、名請人一八二、うち屋敷もち三一。慶長古高帳に「しらす」とあり、高八一六石余、旗本馬場氏知行、ほかに若宮(若宮八幡神社)領三石余がある。


白須村
しらすむら

[現在地名]浜松市白洲町しらすちよう

平松ひらまつ村の南、庄内しようない半島の南東部に位置。白洲村とも記される。天正二年(一五七四)九月一〇日の武田勝頼判物写(土佐国蠧簡集残篇)によれば、遠洲白洲の二六〇貫などが松井宗恒に安堵されている。寛永二年(一六二五)には旗本大沢領(記録御用所本古文書)正保郷帳では高三四四石、田一九七石余・畑一四六石余。領主の変遷は堀江ほりえ村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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