デジタル大辞泉 「白馬は馬に非ず」の意味・読み・例文・類語 白馬はくばは馬うまに非あらず 中国戦国時代に、公孫竜の説いた詭弁きべん的命題。「白馬」を認識するとき、人は「白」と「馬」とを別々に知覚しうるから、「白馬」は「馬」ではないとする。のち、白馬という存在と馬という存在をことさらに区別する詭弁として喧伝された。詭弁の代表例。白馬非馬論。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
故事成語を知る辞典 「白馬は馬に非ず」の解説 白馬は馬に非ず 無理に理屈をつけることのたとえ。 [使用例] 「紳士が高利アイスを借りて、栄と為するに足れりと謂いうに至っては……」蒲田は恐縮せる状を作なして、「それは少し白馬は馬に非ずだったよ」[尾崎紅葉*金色夜叉|1897~98] [由来] ●「公孫竜子―白馬論」で取り上げられている、「白馬は馬に非ず(白い馬は馬ではない)」で始まる議論から。馬は動物の形に基づく分類なのに対して、白馬は色に基づく分類だから、両者は同じものではない、というのがその理由のあらましです。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報