白髭村(読み)しらひげむら

日本歴史地名大系 「白髭村」の解説

白髭村
しらひげむら

[現在地名]野村町白髭

稲生いのう川最上流域の山村。五〇〇―六〇〇メートルの山に囲まれている。宇和島藩領。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)をはじめ天保郷帳にいたるまで、公簿上はくら村に含まれる。藩内では「墅截」に「蔵村之内白髯村」と蔵村に属して扱われ、「大成郡録」では独立村として扱われている。元禄九年(一六九六)の宇和島藩一〇万石高直しの時に分村されたと考えられる。


白髭村
しらひげむら

[現在地名]舟橋村東芦原ひがしあしはら

白岩しらいわ川の支流ほそ川右岸に位置し、北は竹鼻たけはな村、南は古海老江ふるえびえ村。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高三六石、免四ツ(三箇国高物成帳)。天保一一年(一八四〇)まで高・免に変化はない(「高免帳」杉木家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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