白鳥材木場跡(読み)しろとりざいもくばあと

日本歴史地名大系 「白鳥材木場跡」の解説

白鳥材木場跡
しろとりざいもくばあと

[現在地名]熱田区熱田西町

藩の材木場で、伊勢湾からほり川をやや遡上した沿岸にあり、木曾山(現長野県)から切出される材木を貯木した。明治維新後、木曾山が御料林となったため宮内省の所管となったが、現在でもその一部は営林局貯木場となっている。

家康は大坂夏の陣から駿府に帰る途中、名古屋に立寄り、藩主徳川義直に木曾山と美濃三万石を加増した。木曾山には檜などの良木があり、藩の宝庫となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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