デジタル大辞泉 「百手」の意味・読み・例文・類語 もも‐て【▽百手】 1 いろいろの手段。また、いろいろの技。「払ひ落とし、かけ落とし、―を千手と手を砕き」〈浄・五枚羽子板〉2 弓術で、200本の矢を100回に分けて射ること。甲乙2本の矢を一手とする。「射的の上手にて、―の矢を以て」〈盛衰記・一一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「百手」の意味・読み・例文・類語 もも‐て【百手】 〘 名詞 〙① いろいろの手段、方法。いろいろの技。[初出の実例]「相撲の取る手には、〈略〉四十八手のその内を、ももてに砕きて取ったりける」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)上)② 弓術で、二〇〇本の矢を一〇〇回に分けて射ること。矢二本を一手とする。[初出の実例]「於二田向一可レ射二百手一之由有二有増一」(出典:看聞御記‐応永二五年(1418)五月一日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例