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四十八手 しじゅうはって

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

四十八手
しじゅうはって

相撲技 (わざ) の代名詞。相撲の勝負で勝ったときの技の決まり手。四十八手とは「数多い手 (技) 」の意味。『源平盛衰記』が初出で,限った数の相撲手ではない。室町時代の『節用集』に「四十八手と申し候へども 百手ばかり御座候」とある。土俵の起源と同様に,江戸時代中期に布告された相撲禁令を解くため,相撲の規則がつくられた。そのとき行司が四十八手の数にあてはめ,投げ,掛け,そり,ひねりの基本技を 12手ずつ編み出した。現在は 82手を制定している。

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デジタル大辞泉の解説

しじゅうはっ‐て〔シジフハツ‐〕【四十八手】

相撲で勝負をきめる技の総称。古法では、頭による反り、手による捻(ひね)り、腰による投げ、足による掛けの四手に、それぞれ12種の変化があるとする。現在、日本相撲協会は、82種を決まり手と定めている。→決まり手
目的をとげるための、種々の手段・駆け引き。「セールスの四十八手を尽くして売り込む」

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百科事典マイペディアの解説

四十八手【しじゅうはって】

相撲決り手の総称。江戸中期に相撲のルールが整備されたときに,1年四季十二候にちなんで,頭で行う反り,手で行う捻(ひね)り,腰で行う投げ,足で行う掛けの4技にそれぞれ12手を配して作られたものという。
→関連項目初切

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世界大百科事典 第2版の解説

しじゅうはって【四十八手】

相撲の技の決り手の総称。古く《源平盛衰記》に四十八手の文字をみるが,これは〈数多い手〉という意味で,限った数の相撲手ではない。土俵の起源と同様に,江戸中期に布告された職業相撲の禁令を解くために,相撲ルールがつくられた。そのとき,四十八手の数に当てはめて,古くから伝わる技を分類し,投げ,掛け,反り,捻りの基本技を12手ずつ制定した。しかし元禄時代(1688‐1704)には,手さばき82手,手くだき86手,まがいの12手を加えるなど,各地の行司家によって,さまざまの名称があった。

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大辞林 第三版の解説

しじゅうはって【四十八手】

相撲の決まり手の総称。数多くの技があるところからいう。実際の技の数は時代により異なるが、現在日本相撲協会がまとめているところでは八二手ある。
あることをするための様々な手段や駆け引き。 「商売の-」
[句項目]

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