皎皎（読み）キョウキョウ

デジタル大辞泉

きょう‐きょう〔ケウケウ〕【^×皎^×皎】

［ト・タル］［文］［形動タリ］白く光り輝くさま。こうこう。
「―たる望月、黄金の船の如く」〈鴎外訳・即興詩人〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

きょう‐きょうケウケウ【皎皎】

1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
2. ① 白々と光り輝くさま。光を反照させるさま。こうこう。
   1. [初出の実例]「於_レ時夜月之光皎々流照」(出典：万葉集（８Ｃ後）一五・三六六八・題詞)
   2. 「皎皎(ケウケウ)たる頭の霜は」(出典：読本・南総里見八犬伝（1814‐42）八)
3. ② 潔白なさま。
   1. [初出の実例]「汨羅(べきら)に沈みし偏屈者が、身の皎皎(ケウケウ)たるといふより白味噌に思ひ付けば」(出典：談義本・根無草（1763‐69）後)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【皎皎】こうこう（かうかう）

潔白なさま。〔楚辞、漁父〕安(いづく)んぞ能く皎皎の白きを以て、世俗の塵埃をらんや

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出典　平凡社「普及版 字通」