20世紀日本人名事典 「盛田嘉徳」の解説
盛田 嘉徳
モリタ ヨシノリ
- 生年
- 大正1(1912)年7月30日
- 没年
- 昭和56(1981)年7月2日
- 出生地
- 富山県
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学文学部国文学科〔昭和12年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(早稲田大学)〔昭和51年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 松本治一郎賞(第2回)〔昭和55年〕
- 経歴
- 昭和34〜53年大阪学芸大学(のち大阪教育大学)教授を務めた。かたわら部落解放同盟の前身、解放委員会に創立当初から参画し、大阪府をはじめ各地方自治体の同和対策審議会委員を歴任。28年結成された全国同和教育研究協議会幹事となり、同和教育運動の理論的・実践的指導を行った。また43年部落解放研究所副理事長となり、「奥田家文書」(全15巻)、「南王子村文書」(全4巻)の発掘、共同編集にあたった。主著に「中世賎民と雑芸能の研究」「河原巻物」「ある被差別部落の歴史」「摂津役人村文書」「同和教育論」「解放教育への道程」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報