盛蓮寺(読み)じようれんじ

日本歴史地名大系 「盛蓮寺」の解説

盛蓮寺
じようれんじ

[現在地名]大町市大字社 曾根原

大峰おおみねを発したおつ沢は深い谷をうがって現曾根原そねばら集落の北に出るが、その押沢の左岸の台地上に真言宗源華山盛蓮寺がある。本尊は不動明王立像。

寛延四年(一七五一)に荒河出芳の著した「盛蓮寺観音堂縁起」(松井泉氏蔵)によると、仁科盛遠の母仏母尼の建立した高野山遍照光へんじようこう院の末寺で、以前は閏田うるうだ村の東山中の山寺やまでらの地にあって七堂伽藍を備えた大寺であったが、鎌倉時代中期に盛遠によって曾根原の地に移し建てられた寺であると記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「盛蓮寺」の解説

盛蓮寺

長野県大町市にある真言宗の寺院。室町時代後期に建てられたとされる観音堂は国の重要文化財に指定されている。

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