精選版 日本国語大辞典 「目をする」の意味・読み・例文・類語 め【目】 を する ① 目を大きく見開いてにらむ様子をする。人を叱り、たしなめるときのしぐさ。時には、「めえ」「めっ」という声を伴い、現代では幼児に対してする場合にいう。目を見出す。[初出の実例]「一族のさかんにはんじゃうしたにほこれば人がのぞき、目をしてにくむぞ」(出典:玉塵抄(1563)四五)② ( 連体修飾語を受けて ) そのような目つきをする。[初出の実例]「柳之助は、益(ますます)稀有な目をしてゐるのを、葉山は少しく焦燥気味で」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後)③ ( 連体修飾語を受けて ) そのような境遇、状態になる。目を見る。目に遭う。[初出の実例]「乳に困って仕方なくひもじい目(メ)をさせるより」(出典:歌舞伎・勧善懲悪覗機関(村井長庵)(1862)大詰) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例