直射(読み)チョクシャ

デジタル大辞泉 「直射」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐しゃ【直射】

[名](スル)
光線がじかに当たること。まっすぐに照らすこと。「西日直射する」「ストロボ直射する」「直射光」
低く、ほとんど直線をなす弾道で発射すること。「直射砲」→曲射平射

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「直射」の意味・読み・例文・類語

ちょく‐しゃ【直射】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まともに射ること。まっすぐ射ること。また、まっすぐにうち上げること。
    1. [初出の実例]「独雷公之降、直射旁激、無定処」(出典近古史談(1864)三)
  3. まっすぐにそそぐこと。じかに照らすこと。また、その光。
    1. [初出の実例]「音の速力論〈略〉此響線は直射して若くは山壁、岩窟等の凹窪なる面に触るれば、光或は温の如く反射を為し」(出典:改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉中)
  4. 低く直線に近い弾道で弾丸を発射すること。
    1. [初出の実例]「迦(カノン)は長き大砲にして実弾を直射する者なり」(出典:小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉二)

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