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直腸瘤(直腸腟壁弛緩症) ちょくちょうりゅうちょくちょうちつへきしかんしょう Rectocele

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家庭医学館の解説

ちょくちょうりゅうちょくちょうちつへきしかんしょう【直腸瘤(直腸腟壁弛緩症) Rectocele】

[どんな病気か]
 原因はまだ不明ですが、直腸の前壁が弛緩して、いきんだときに腟の後壁が前方に突出あるいは膨隆(ぼうりゅう)するものです。
 性別では女性がほとんどですが、男性にもみられます。年齢は20~80歳代までと幅広く、50歳代にもっとも多くみられます。
[症状]
 便の貯留感、残便感(ざんべんかん)、排便障害(排便したいのになかなか便が出ないなど)などがおもな症状です。なかには、突出した部分を腟側から指で押さえて排便する人もいます。
[検査と診断]
 指を直腸に挿入し、前方の括約筋(かつやくきん)のすぐ上に袋状のものを触知するとともに、指で薄くなった直腸腟壁をふくらませてみます。
 また、X線を使って排便造影検査(はいべんぞうえいけんさ)(コラム排便造影検査」)を行ない、いきんだときの直腸の前方へのふくらみと、その後の貯留の状態をみます。
 これらの検査によって、症状と検査の結果が一致するかどうかを総合的に慎重に判断することが治療のうえでたいへん重要です。愁訴(しゅうそ)(患者さんの症状の訴え)と検査結果が一致すれば、治療方法が決定します。
[治療]
 初めは整腸剤(せいちょうざい)、緩下剤(かんげざい)、食事療法などの保存療法(手術をしない治療)が行なわれ、改善がみられなければ手術が必要となります。
 手術には経直腸的手術(けいちょくちょうてきしゅじゅつ)(直腸経由の手術)と経腟的手術(けいちつてきしゅじゅつ)(腟経由の手術)とがあり、腰椎麻酔下(ようついますいか)で行なわれます。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

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