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直葬 ちょくそう

知恵蔵miniの解説

直葬

通夜や告別式などの宗教儀式を行わない、火葬のみの葬儀形態。近親者や友人など限られた関係者のみで執り行うケースが多い。葬儀費用が平均18万円程度と安価で、時間が軽減できることが利点である。一方で、十分な別れの時間が取れない、招待しなかった人々からの反感を招く、葬儀後に個別の弔問が多発するといった問題が起こるリスクもある。経済的な問題や宗教観の変化、人間関係の希薄化などにより、2000年以降、都市部を中心に増加している。NHKが2013年に行った調査によると、地域別では関東地方が特に多く、葬儀全体の5件に1件を占めている。

(2013-3-29)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉の解説

ちょく‐そう〔‐サウ〕【直葬】

通夜告別式などの儀式は行わず、自宅または病院から直接火葬場遺体を運び、火葬にする方式。炉前読経祈祷の行われることもある。
[補説]平成10年(1998)ころから増えてきたという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

葬儀辞典の解説

直葬

葬儀・告別式をせずに火葬のみを行う葬儀の形式。遺体を24時間保管した後、直接火葬場に移送し荼毘に付します。

出典 葬儀ベストネット葬儀辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

直葬
ちょくそう

死者の弔い方の一つ。通夜や告別式などの儀式を行わず、法律で定められた死後24時間の間、自宅や病院などに安置した後、直接火葬場へ運び、火葬に付す葬儀をいう。近しい人だけが立ち会い、僧侶はよばない場合が多いが、火葬場で読経や祈祷(きとう)が行われることもある。費用は、棺(ひつぎ)、遺体を運ぶ車両代、火葬場の利用料などだけなので20万円前後と、一般的な葬儀費用の1割程度である。以前は経済的に苦しい人や身寄りのない人の福祉的なサービスとして行われる方法であったが、高齢化の影響から、故人の友人関係や職場での人間関係がほとんどなく、参列する人が少ないケースが増えるようになり、葬儀に対する意識が変わり始めていると推測される。2013年(平成25)にNHKが全国の200の葬儀業者を対象に行った調査では、直葬は関東地方で葬儀全体の22.3%を占め、近畿地方では9.1%であった。大都市圏では5件に1件以上あり、葬儀方法の一つの形態として定着したといえる。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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