精選版 日本国語大辞典 「相給・合給」の意味・読み・例文・類語
あい‐きゅう あひキフ【相給・合給】
〘名〙
① 中世、一か所の所領を複数の人に与えること。紛争の原因になったので室町幕府法では、先に下文をもらって権利を得た者が知行することとした。ただし、所領を後に寺社に寄進してしまった場合は、給人と寺社とで均分した。
※内閣文庫本建武以来追加‐観応三年(1352)九月一八日「一恩賞合給地事」
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