真名井の滝(読み)マナイノタキ

デジタル大辞泉プラス 「真名井の滝」の解説

真名井の滝

宮崎県西臼杵郡高千穂町の高千穂峡にある滝。五ケ瀬川の峡谷左岸にかかる。落差17メートル。滝水柱状節理の崖から川に落ち、神秘的な雰囲気を醸す。天村雲命(あめのむらくものみこと)が天孫降臨の際に水種を移して創った「天真名井(あめのまない)」の湧水が滝となって流れ落ちていると伝えられる。1990年、日本の滝100選に選定された。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の真名井の滝の言及

【高千穂峡】より

…谷壁の上部には段丘状の平たん地があり,集落や耕地が開ける。峡谷中央部には,水面から約10mの高さに岩石段丘があり,多量の地下水がわき出て谷底に落下し,真名井(まない)の滝をつくる。段丘上には多数の甌穴(おうけつ)が見られ,七ッ池と呼ばれる。…

※「真名井の滝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android