真名井古墳(読み)まないこふん

日本歴史地名大系 「真名井古墳」の解説

真名井古墳
まないこふん

[現在地名]富田林市南旭ヶ丘町

羽曳野はびきの丘陵東縁のほぼ中央で東に突出した、標高九三メートルの丘陵先端にある。北西方向の古墳前期の前方後円墳で、平野部とは約三〇メートルの比高である。かつては谷を隔てて北の丘陵に位置する美具久留御魂みぐくるみたま神社の境域であったと伝え、真名井が原とよばれたという。明治以降丘陵上に茂っていた一群の松にちなんで十三本松じゆうさんぼんまつ山とも称された。昭和三六年(一九六一)宅地造成に先行して発掘調査され、自然地形を浅く削って整形し、盛土は一・三メートルにすぎないことが判明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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