真如実相(読み)シンニョジッソウ

デジタル大辞泉 「真如実相」の意味・読み・例文・類語

しんにょ‐じっそう〔‐ジツサウ〕【真如実相】

《「真如」と「実相」は、同体のものに異なる立場から名づけたもの》仏語。万有の本体であり、永久不変、平等無差別なもの。すなわち、涅槃ねはん・法身・仏性をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「真如実相」の意味・読み・例文・類語

しんにょ‐じっそう‥ジッサウ【真如実相】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「真如」と「実相」は、同体のものに異なる立場から名づけたもの ) 仏語。万有の本体で、永久不変、平等無差別なもの。涅槃(ねはん)・法身・仏性。
    1. [初出の実例]「色即是空故、謂之真如実相、空即是色故、謂之相好光明」(出典往生要集(984‐985)大文四)
    2. 「経信卿云はく、『和歌は隠遁の源、菩提をすすむる直路也。真如実相の理、三十一字におさまれり』」(出典:ささめごと(1463‐64頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android