ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「真菌性腟炎」の意味・わかりやすい解説 真菌性腟炎しんきんせいちつえんcandida colpitis カンジダなどの真菌の感染による腟炎。カンジダ腟炎,腟カンジダ症ともいう。妊婦や経産婦に多く,抗生物質の使用者ではさらに発生率が高い。かゆみが現れ,腟壁,外陰部に充血,ただれ,真菌の寄生をみる。顕微鏡検査や培養検査で菌種を確認できる。感染すると,口中に鵞口瘡を呈することも多い。抗真菌剤の腟錠や軟膏がよくきくが,再発しやすい。男性には症状のないことが多いが,パートナーの女性と同時に治療する必要がある。(→カンジダ症) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by