コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

抗真菌剤 こうしんきんざい

3件 の用語解説(抗真菌剤の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

抗真菌剤
こうしんきんざい

真菌 (かび) によって引起されるヒトの真菌症の代表的なものには白蘚菌症 (水虫) があるが,最近,生体や環境に広く分布している弱毒菌による日和見内臓感染症が増加し,死亡例も少なくない抗真菌剤として以前はグリセオフルビンニスタチントリコマイシン,アンフォテリンなどがおもに皮膚真菌症を中心に用いられてきた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

抗真菌剤
こうしんきんざい

真菌によっておこる感染症に対する治療薬。真菌症には浅在性のものと深在性のものがある。浅在性のものにはカンジダ症、白癬(はくせん)などがあり、外用が可能で治療しやすいが、深在性の真菌症はカンジダ、クリプトコックス、アスペルギルスなどが原因菌で、内服または注射でしか適用できないので治療がむずかしい。抗真菌剤として第一にあげられるのはポリエン系抗生物質である。アムホテリシンBは内服、外用、注射ができ、とくに静脈注射ができる唯一の薬剤である。ナイスタチン、トリコマイシンは内服と外用、ペンタマイシン、ピマリシン、アザロマイシンは腟錠(ちつじょう)として用いられる。白癬菌に対して有効な抗生物質としてバイオチン、ピロールニトリン、シッカニン、グリセオフルビンがあり、グリセオフルビンは内服で適用される。このほかフルシトシンが内服で深在性真菌症に有効で、白癬、カンジダ症に対しては外用剤としてトルナフテート、クロトリマゾール、ハロプロジン、シクロピロクス、オラミン、エキサラミド、ミコナゾール、エコナゾール、イソコナゾールなどが用いられる。[幸保文治]
『岩田和夫著『真菌・真菌症・化学療法――抗真菌剤を中心として』(1994・ソフトサイエンス社) ▽久米光著『内臓真菌症対策マニュアル』(1994・かまわぬ書房、星雲社発売)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

抗真菌剤の関連情報