真跡(読み)シンセキ

精選版 日本国語大辞典 「真跡」の意味・読み・例文・類語

しん‐せき【真跡・真蹟】

  1. 〘 名詞 〙 その人が書いたと確実に認められる筆跡。真筆。
    1. [初出の実例]「右件屏風書者、是先考正一位太政太臣藤原公之真跡也」(出典:正倉院文書‐天平宝字二年(758)一〇月一日・東大寺献物帳)
    2. [その他の文献]〔鶴林玉露‐巻一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「真跡」の読み・字形・画数・意味

【真跡】しんせき

自筆書画。〔書断、四、二王の真跡〕開元十六年五より二王の眞跡び張・張昶等の書、べて一百六十卷を出だし、集賢院に付し集字せしめ、兩本を搨(たふ)(写)してめしむ。

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