矢作神社(読み)やはぎじんじや

日本歴史地名大系 「矢作神社」の解説

矢作神社
やはぎじんじや

[現在地名]八尾市南本町六丁目

別宮べつくの旧集落中、河内街道(八尾―道明寺線)に面して鳥居が建つ。江戸時代には別宮八幡と称したが、「河内志」などが「延喜式」神名帳にみえる若江郡矢作神社に比定、近代に入って矢作神社を名乗るようになった。なお同書の古写本(金剛寺蔵本など)では「ヤツクリ」とよむ。現祭神は、経津主命が主神で、表筒男命・中筒男命・底筒男命・品陀別気命も併せ祀る。旧郷社。「新撰姓氏録」(河内国未定雑姓)に「矢作連 布都努志乃命之後也」とあることからみて、矢作神社はもと矢作氏の氏神を祀ったものであろう。称徳天皇由義ゆげ宮に行幸したとき、正八位上矢作造辛国に宿禰の姓を与えたが(「続日本紀」宝亀元年四月一一日条)、由義宮の存在する若江郡と矢作氏の関係が深かったことを示しており、矢作氏の奉祭していた社が当社であったと思われる。一方、「三代実録」貞観一六年(八七四)一二月二九日条に従五位下を授けられたことがみえる「河内国正六位上掃部神」を当社とみる説(大阪府史蹟名勝天然記念物など)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「矢作神社」の解説

矢作神社

(愛知県岡崎市矢作町宝珠庵1・2)
ふるさとの森指定の地域遺産。
面積3,450【m2】

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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