矢野朗(読み)ヤノ アキラ

20世紀日本人名事典 「矢野朗」の解説

矢野 朗
ヤノ アキラ

昭和期の小説家



生年
明治39(1906)年1月19日

没年
昭和34(1959)年6月30日

出生地
福岡県

学歴〔年〕
豊国中学校(門司)〔大正10年〕中退

主な受賞名〔年〕
九州文学賞(第5回)〔昭和22年〕「めとる」

経歴
大阪に出て竹本津太夫弟子となったが破門され、小倉義太夫を教えながら文学活動。「微光」「九州文壇」を経て昭和12年「文学会議」を創刊、のち第2次「九州文学」に合流して同人。14年の「肉体の秋」が芥川賞候補となった。著書に「肉体の秋」「神童伝」「生炎」「青春の苔」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「矢野朗」の解説

矢野朗 やの-あきら

1906-1959 昭和時代の小説家。
明治39年1月19日生まれ。「文学会議」創刊に参加し,同誌に「糞尿譚(ふんにょうたん)」を発表した火野葦平親交をむすぶ。第2期「九州文学」では同人,編集委員として活躍。「肉体の秋」で芥川賞候補となり,「めとる」で九州文学賞。昭和34年6月30日死去。53歳。福岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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