石井歓 いしい-かん
1921-2009 昭和後期-平成時代の作曲家。
大正10年3月30日生まれ。舞踏家石井漠の長男。作曲家石井真木の兄。昭和24年音楽コンクールで「前奏曲」が1位。27年ドイツに留学,オルフらに師事。オペラから合唱音楽,舞踊音楽,室内楽まで多岐にわたる作品を発表,ダイナミックな作風で知られる。代表作にオペラ「袈裟と盛遠」,交声曲「枯木と太陽の歌」など。桐朋学園大,愛知県立芸大の教授をつとめた。平成21年11月24日死去。88歳。東京出身。武蔵野音楽学校(現武蔵野音大)卒。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の石井歓の言及
【バレエ音楽】より
… 日本では,1910年代後半から20年代初めにかけて[山田耕筰]が[石井漠],[小山内薫]の協力を得て創作した舞踊詩(《青い焰》《マリア・マグダレーナ》《野人創造》)がある。また第2次大戦後の作品では,伊福部昭(1914‐ )の《サロメ》(1948)と《プロメテの火》(1950),石井歓(1921‐ )の《まりも》(1962),間宮芳生(1929‐ )の《祇園祭》(1963)などが成功している。【後藤 暢子】。…
※「石井歓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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