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石動山城 せきどうざんじょう

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日本の城がわかる事典の解説

せきどうざんじょう【石動山城】

石川県鹿島郡中能登町にあった山城(やまじろ)。国指定史跡。今日でも北陸の山岳信仰の拠点として知られる石動山にあった城である。越後の上杉謙信は1576年(天正4)に能登に侵攻して七尾城を攻めたが、その際、七尾城の背後を押さえる城として上杉氏によって築かれ、重臣の直江大和守景綱を配置したといわれているが、築城の時期・築城者、その経緯は不明。石動山には、「三百六十坊、衆徒三千」とも称された石動権現(石動山天平寺)があった。山頂付近の別当寺天平寺跡は国指定史跡となっている。この天平寺の伽藍を守るために、石動山衆徒が築いたのが始まりではないかという説もある。1578年(天正6)に謙信が急逝すると、能登は織田氏の前田利家の勢力下に入った。1582年(天正10)、織田信長本能寺の変で死去すると、石動山衆徒は上杉氏・畠山氏旧臣に加担したため、前田利家は柴田勝家佐久間信盛の支援を受けて石動山を攻撃し、伽藍を焼き討ちにした。天平寺は、江戸時代には前田氏の保護のもと56の寺坊を持つ寺院として存続したが、明治維新後の廃仏毀釈により廃寺となった。JR七尾線二ノ宮駅から車で約40分。石動山大宮坊から徒歩約10分。

出典|講談社
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