石占(読み)イシウラ

  • 石▽占

デジタル大辞泉の解説

石を用いた古代占い。特定の石を持ち上げたときの軽重感で、また、樹木や鳥居の上に石を投げて乗るか落ちるかで占うなど、種々あったという。
「夕占(ゆふけ)問ひ―もちて」〈・四二〇〉

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大辞林 第三版の解説

古代の石を用いた占いの一種。具体的な方法は不明。 夕占ゆうけ問ひ-もちて/万葉集 420

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 古代の、石による占いの一種。石を蹴り、または持ち上げて、その軽重によって吉凶を判定するといわれる。神社の境内などの石を使い、また、その石を投げて定めた所に達するかどうか、あるいはその方角、石の数の増減によって占うともいわれる。いわうら。
万葉(8C後)三・四二〇「夕占問ひ 石卜(いしうら)もちて わが宿に みもろを立てて」

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世界大百科事典内の石占の言及

【占い】より

… これに対して,民間のレベルでは,年頭や農耕開始期に,その年の作物のでき・ふできや天候の良し悪しを予知するため(年占(としうら)),あるいは天変地異や病気などの災厄の原因を知りそれを除くためなどに,さまざまな種類の占いが行われてきた。たとえば,競馬や相撲,石合戦,綱引きなどの競技の勝敗で判断する競技占い,粥(かゆ)の中に沈めた筒の中に入った粒の数で判断する粥占(かゆうら),社寺の境内の石を持ち上げてその軽重で判断する石占,つえや棒,銭,下駄などを投げて占う投げ占,大豆のこげ具合で判断する豆占,鳥の鳴声や飛ぶ方向で占う鳥占い,町の辻に立って行きかう人の話を聞いて行う辻占(つじうら),くじを引いて判断するくじ占い,夢の内容で吉凶を判断する夢占いなどがよく知られている。 占いはそれを信じる人々にとって人生の道先案内人であり,活力の源泉であり,精神安定剤もしくは不安定剤であった。…

【力石】より

…少年の頃から練習をし,持ち上げることが一人前の資格として評定されることも多かった。しかし力石は,元来は石占(いしうら)の一種であった。石占には,石を高所に投げ上げたり,自分の背後で切った藁と石の長さを比べたり,石を持ち上げた時の軽重の感じで神意を判断する方法などがあったが,信仰の衰退により最後のものが若者の力石に転化したのである。…

※「石占」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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