石橋五郎(読み)イシバシ ゴロウ

20世紀日本人名事典 「石橋五郎」の解説

石橋 五郎
イシバシ ゴロウ

明治〜昭和期の地理学者 京都帝国大学教授



生年
明治10(1877)年

没年
昭和21(1946)年

出生地
千葉

学歴〔年〕
東京帝国大学卒

経歴
神戸高商から京大に転じ、地理学を講じた。理学部地質鉱物学科主任教授小川琢治の技を継ぎ主任教授となり、人文地理学発展に尽力した。著書に「港の盛衰」「わが地理学観」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石橋五郎」の解説

石橋五郎 いしばし-ごろう

1877-1946 明治-昭和時代前期の地理学者。
明治10年1月生まれ。37年神戸高商教授となり,40年から京都帝大助教授をかねる。ドイツなどに留学後,大正8年両校兼任の教授。小川琢治(たくじ)とともに人文地理学を体系化し,歴史地理に特色をもつ京都学派学風をおこした。石橋雅義の岳父。昭和21年死去。70歳。千葉県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「石橋五郎」の意味・わかりやすい解説

石橋五郎
いしばしごろう

[生]1877. 千葉,佐倉
[没]1946
地理学者,文学博士。京都大学史学科地理学教室の創成期における人文地理学の教授。環境論的立場および歴史地理学的観点を重視して人文科学としての人文地理学の確立に努めた。主著『我が地理学観』 (1932) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android