デジタル大辞泉
「石油代替エネルギー」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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「石油代替エネルギー」の意味・わかりやすい解説
石油代替エネルギー【せきゆだいたいエネルギー】
単なる燃料としてだけでなく,経済的,社会的価値においても石油に代わりうるエネルギーの総称。原子力,石炭,天然ガス,水力,地熱,その他の代替エネルギー(太陽エネルギー,廃棄物発電など)の6種類がある。2度の石油危機を経て石油に過剰依存する日本のエネルギー供給構造の弱さが露呈した結果,1980年から総合的な政策のもとで石油代替エネルギーの開発,導入が行われるようになった。国内の1次エネルギー供給量に占める石油の割合は1992年度に58.2%,1996年度に55.6%だったが,総合エネルギー調査会需給部会ではこれを2010年度に47.2%まで引き下げるという目標を掲げている。これは1997年12月に京都で開催された第3回気候変動枠組条約締約国会議の京都議定書採択を受けて,1998年6月に発表された新しい長期エネルギー需給見通しによるもの。温暖化対策の強化を考慮し,同年度の石油代替エネルギー供給目標構成比は原子力17.4%,石炭14.9%,天然ガス13%,新エネルギー3.1%である。
→関連項目新エネルギー|石油
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