砕石機(読み)さいせきき(その他表記)crusher

翻訳|crusher

精選版 日本国語大辞典 「砕石機」の意味・読み・例文・類語

さいせき‐き【砕石機】

  1. 〘 名詞 〙 岩石玉石を砕いて所要の大きさにする機械コンクリート骨材や道路・鉄道の道床材などを作るのに用いられる。
    1. [初出の実例]「この砕石機は、コンクリートの骨材の製造に用ひられ」(出典:沈める滝(1955)〈三島由紀夫〉七)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「砕石機」の意味・わかりやすい解説

砕石機
さいせきき
crusher
stone crusher

採掘した岩石や高炉滓(さい)、転炉滓などを破砕し、コンクリートや道路用材料として用いる所要粒径の砕石を生産する機械。建設機械の一種で、クラッシャーともいう。圧縮、曲げ、剪断(せんだん)、衝撃、摩擦などの機械的な力を加えて原料を砕くもので、ジョークラッシャーjaw crusher(主として圧縮)、ジャイレートリクラッシャーgyratory crusher(主として圧縮)、コーンクラッシャーcone crusher(衝撃を伴う圧縮)、ダブルロールクラッシャーdouble roll crusher(圧縮、剪断)、インパクトクラッシャーimpact crusher(衝撃)、製砂機に用いるロッドミルrod-mill(衝撃、摩擦)などがある。砕石プラントは、これらの砕石機とふるい分け機、分級機、洗浄機、および原料、処理物の供給・引出し機械などを適宜組み合わせて構成される。

河野 彰・清水 仁・鴫谷 孝]


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