高炉滓(読み)こうろさい(その他表記)blast furnace slag

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高炉滓」の意味・わかりやすい解説

高炉滓
こうろさい
blast furnace slag

鉄の高炉から出る鉱滓。組成は通常 CaO+MgO40%,Al2O3 15%,SiO2 35%,すなわち塩基度 1.3ぐらいに調整する。製品銑鉄の硫黄除去のためマンガン鉱も加えるので少量の MnS,CaSも含まれる。出滓量は原鉱品位によるが,だいたい銑鉄 1tあたり 400~700kg程度である。高炉底で銑鉄と比重分離して浮くので炉底上部の出滓孔から随時流し出す。流出溶融滓をそのまま固めたものは砕いて土建,埋立て用のバラスに,流出中に高圧蒸気で吹飛ばした繊維状のものはスラグウール (鉄滓綿) として保温・防音用建材に,水中に注いで急冷したものは高炉セメント,鉱滓煉瓦の材料に,それぞれ用いられる。

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