砧拍子(読み)キヌタビョウシ

デジタル大辞泉 「砧拍子」の意味・読み・例文・類語

きぬた‐びょうし〔‐ビヤウシ〕【×砧拍子】

歌舞伎下座音楽の一。2本の木の棒を打ち合わせての音の感じを出すもの。田舎家の場面や立ち回りなどに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「砧拍子」の意味・読み・例文・類語

きぬた‐びょうし‥ビャウシ【砧拍子】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎囃子(はやし)一つ二本の棒を打ち合わせて、砧の音の感じを出すもの。これに三味線を入れ、田舎家の場面などに用いたり、また、拍子を速めて、立回りや追掛けなどの場面に用いる。きぬた
    1. [初出の実例]「袋に入れし尺八を取出して〈略〉復是れより六段の調子に合せて、砧拍子(キヌタビャウシ)吹分(ふきわけ)に」(出典人情本・恩愛二葉草(1834)三)

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