破題(読み)ハダイ

精選版 日本国語大辞典 「破題」の意味・読み・例文・類語

は‐だい【破題】

  1. 〘 名詞 〙 詩文などで、冒頭からすぐにその題意を述べること。また、その部分。
    1. [初出の実例]「以言序破題句無秀句」(出典江談抄(1111頃)六)
    2. [その他の文献]〔六一詩話〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「破題」の読み・字形・画数・意味

【破題】はだい

はじめに題意を説破する。〔六一詩話兪、嘗(かつ)て席上に於て河豚魚の詩を賦して云ふ。春洲、(てきが)を生じ 春岸楊飛ぶと~詩を知る謂ふ、(た)だ破題の兩句、已に河豚の好處を(い)ひ盡せりと。

字通「破」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android