磐戸神社(読み)いわとじんじや

日本歴史地名大系 「磐戸神社」の解説

磐戸神社
いわとじんじや

[現在地名]宮崎市上北方

大淀川左岸の丘陵中腹の奥行一丈五尺・幅一丈二尺の岩窟の前にある。古来、天照大神の隠れた天磐戸と伝え、天照大神を祀る。旧村社。成務天皇一三年の創建と伝える(宮崎県史蹟調査)。当社にある懸仏光背には元久元年(一二〇四)五月九日の銘がある。当社の東麓には戦国期から近世にかけて当社別当として社務を勤めた竹篠山西方さいほう院磐戸寺があったが、明治二年(一八六九)に廃された。永正七年(一五一〇)頃の西方院住持は、あや(現綾町)地頭職を望んだ稲津越前守の讒訴により切腹させられた長倉若狭守の弟十輪院聖瑜であった(日向記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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