示寂(読み)ジジャク

デジタル大辞泉 「示寂」の意味・読み・例文・類語

じ‐じゃく【示寂】

[名](スル)高僧などが死ぬこと。
[類語]寂滅遷化涅槃入寂入定入滅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「示寂」の意味・読み・例文・類語

じ‐じゃく【示寂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「寂」は涅槃の意 ) 高僧などの死をいう。入寂。
    1. [初出の実例]「よい処ぢゃほどに、此で示寂あらうずと、をぼしめしたぞ」(出典:百丈清規抄(1462)四)
    2. 「生ながら神となりて、日の本へ飛帰り、白峯に示寂(ジジャク)し給ひし事」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)残)
    3. [その他の文献]〔事物異名録‐仏釈部・僧亡〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「示寂」の読み・字形・画数・意味

【示寂】じじやく

仏者の死。

字通「示」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android