入寂(読み)にゅうじゃく

精選版 日本国語大辞典 「入寂」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐じゃく ニフ‥【入寂】

〘名〙 仏語。寂滅にはいること。特に、僧侶が死ぬこと。
正法眼蔵(1231‐53)行持上「入寂のゆふべにいたるまで」

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デジタル大辞泉 「入寂」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐じゃく〔ニフ‐〕【入寂】

[名](スル)仏語。寂滅にはいること。特に、僧侶が死ぬこと。入滅。「高僧入寂する」
[類語]死ぬじゃくする入滅円寂遷化せんげ大往生お陀仏辞世涅槃示寂入定帰寂

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「入寂」の意味・わかりやすい解説

入寂
にゅうじゃく

肉体をもってこの世に現れた仏陀が涅槃に入ること。示寂,入滅ともいう。また徳の高い僧侶が死ぬことをもいう。

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