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社会主義文学 しゃかいしゅぎぶんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社会主義文学
しゃかいしゅぎぶんがく

社会主義的自覚にたつ文学の総称。1920~30年代のプロレタリア文学の世界的高揚期に発展した。背景には,社会主義国家の増大,資本主義国家および植民地における社会主義運動の拡大がある。作家の関心,共感,思考,追究などは社会主義の思想や運動と深く関係しながら発展し,素材,方法,主題などにおいて個人主義文学とは異質なものをつくりだしている。日本での萌芽は 20世紀初頭であり,徳冨蘆花の『黒潮』第1編(1903),木下尚江の『火の柱』(1904),『良人の自白』(1904~06)などが出現し,一方で児玉花外が『社会主義詩集』(1903)を出版した。さらに白柳秀湖の『駅夫日記』(1907),石川啄木の評論『時代閉塞の現状』(1913)などが続いた。(→社会主義

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