祇陀太子(読み)ギダタイシ

デジタル大辞泉 「祇陀太子」の意味・読み・例文・類語

ぎだ‐たいし【祇陀太子】

《「祇陀」は、梵Jetaの音写》中インド舎衛しゃえ波斯匿王はしのくおう太子所有祇陀林を、須達しゅだつ長者とともに釈迦しゃかに献じ、そこに祇園精舎ぎおんしょうじゃが造られた。誓多。

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精選版 日本国語大辞典 「祇陀太子」の意味・読み・例文・類語

ぎだ‐たいし【祇陀太子】

  1. ( 「祇陀」は[梵語] Jetṛ の音訳 ) インドの舎衛国(しゃえこく)の国王波斯匿王(はしのくおう)皇太子祇陀園(ぎだえん)釈迦(しゃか)に献じ、須達長者(しゅだつちょうじゃ)とともに祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)建立。のち、異母弟に殺された。祇陀。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祇陀太子」の意味・わかりやすい解説

祇陀太子
ぎだたいし

古代インドの王子。祇陀はサンスクリット語 Jetaの音写。前6世紀頃のインドのコーサラ国王プラセーナジットの太子ジェータのこと。この国の首都舎衛国に祇陀太子の園林があり,資産家スダッタがこれを買い取り,釈尊とその弟子たちのために僧院を建てたという。この僧院が「祇園精舎 (ぎおんしょうじゃ) 」と呼ばれる。

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