祖〓(読み)そてい(その他表記)Zǔ Tǐng

改訂新版 世界大百科事典 「祖〓」の意味・わかりやすい解説

祖 (そてい)
Zǔ Tǐng
生没年:?-574ころ

中国,北斉の官僚。字は孝徴。范陽郡遒(ゆう)県(河北省易県)の名族。詩文に長じ諸学,音曲に通じた才人で,高歓や文宣帝に重用されたが,軽薄,貪欲のためしばしば法を犯した。武成帝に取り入り,恩倖グループと権勢を争った。入獄して失明したが権力への執念はすさまじく,名将斛律光(こくりつこう)を誅殺に追いこんで国力を弱める結果となった。北徐州刺史に左遷されて没したが,その生涯は皇帝の恩寵によって延命をはかる当時の門閥貴族の典型を示す。しかし文林館を開設・総監し,中国の百科事典である類書《太平御覧》の原本をなす《修文殿御覧》を編纂した文化上の功績は大きい。
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