祝文(読み)シュクブン

精選版 日本国語大辞典 「祝文」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐ぶん【祝文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神に祈る文。しゅくもん。
    1. [初出の実例]「三つの清火をきりかけきりかけ、祝文(シュクブン)の詞を上にける」(出典浄瑠璃・唐船噺今国性爺(1722)中)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐光武紀〕
  3. 祝賀の意を並べた文。しゅくもん。
    1. [初出の実例]「右方には『大樹累代、追薦宣福、台君栄昌、仁風恵育』と云ふ祝文(シュクブン)を現はし」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七)

しゅく‐もん【祝文】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もん」は「文」の呉音 ) =しゅくぶん(祝文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android