神宮頭人(読み)ジングウトウニン

世界大百科事典 第2版の解説

じんぐうとうにん【神宮頭人】

室町幕府神宮方の頭人。神宮方は,伊勢神宮造替にかかわる役夫工米(やくぶくまい)の徴収指揮権ならびに免除権を掌握していた。伊勢神宮役夫工米にかかわる事項は元来朝廷の専断下にあったが,南北朝内乱の展開過程で,国家的諸権限が朝廷から幕府に移譲されていく一般的趨勢にともない,遅くとも1396年(応永3)以前に設置されたと考えられている。神宮頭人の職名は《薩戒記(さつかいき)》嘉吉3年(1443)6月9日条に,摂津掃部(かもん)入道常承(満親)を指して〈神宮方奉行頭人なり〉とあるのが早い。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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