神智協会(読み)しんちきょうかい(その他表記)Theosophical Society

日本大百科全書(ニッポニカ) 「神智協会」の意味・わかりやすい解説

神智協会
しんちきょうかい
Theosophical Society

近代の神秘主義的宗教結社。1875年、ブラバッスキイ夫人とH・S・オルコット大佐によってアメリカのニューヨークに創設された。79年に2人は渡印、86年には協会の本部をインドのチェンナイ(マドラス)郊外に移し、以後インドを拠点に伝道活動が行われた。89年にはイギリスの女性社会改革家のA・ベザントが協会に加入、彼女の人格的感化により協会は隆盛に赴いた。この協会の主張する神智学theosophyとは、ギリシア語の神theosと知恵sophiaからなり、神秘的体験によって神の本質を把握できるとする。この神智学によって世界の諸宗教を統合するのが、協会の目的であった。

[増原良彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「神智協会」の意味・わかりやすい解説

神智協会
しんちきょうかい
Theosophical Society

インドを中心に活動する宗教改革団体。1875年エレナ・ペトロブナ・ブラワツキーとヘンリー・スティール・オールコット大佐によりアメリカ合衆国のニューヨークで設立され,インドのマドラス郊外,アディアールに本部を置いた。神智学の教理に基づき諸宗教の融合,統一を目指し,人間を解脱させて神への道を求めた。ヒンドゥー教をはじめ仏教,ジャイナ教,キリスト教,イスラムの伝統を取り入れ,1889年アニー・ベザントの入会により発展した。ベザントは古代インドの文化と伝統を再認識させ,古典教育にも力を尽くし,ワーラーナシにワーラーナシ・ヒンドゥー大学の前身となる学校を設立した。

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