神木入洛(読み)しんぼくじゅらく

精選版 日本国語大辞典 「神木入洛」の意味・読み・例文・類語

しんぼく‐じゅらく【神木入洛】

〘名〙 平安末期以降、奈良興福寺僧兵が、朝廷強訴(ごうそ)するために、春日大社神体になぞらえた榊(さかき)神木を奉じて京都にはいること。
愚管記‐永和五年(1379)八月一四日「依神木入洛子細之間」

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デジタル大辞泉 「神木入洛」の意味・読み・例文・類語

しんぼく‐じゅらく【神木×洛】

平安末期から室町時代にかけて、興福寺の僧兵が春日神社の神体になぞらえた神木を奉じて京都に入り強訴ごうそしたこと。神木動座。→春日の神木

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