デジタル大辞泉 「神民」の意味・読み・例文・類語 しん‐みん【神民】 1 日本国民。日本を神国と考えていう。「神国の―である以上、神孫の義務を尽くして」〈藤村・夜明け前〉2 《「じんみん」とも》「神人じにん」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「神民」の意味・読み・例文・類語 しん‐みん【神民】 〘 名詞 〙① ( 「じんみん」とも ) 神社に付属している民。神社に奉仕する神官。神人(じにん)。[初出の実例]「司勤二神事一無レ遑二巡察一。望請。神民之中レ事者宛二検非違使一」(出典:類聚三代格‐一・寛平九年(897)一二月二二日)② ( 日本国は神国であるという考えから ) 日本国民をいう。[初出の実例]「因レ茲現即顕二神祇之現一、施二神民之威一」(出典:中臣祓訓解(12C後))「仏徒たりとも神国の神民である以上、神孫の義務を尽して根本を保全しなければならぬ」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例