精選版 日本国語大辞典 「神波多神社」の意味・読み・例文・類語 かんはた‐じんじゃ【神波多神社】 奈良県山辺郡山添村にある神社。旧県社。祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)ほか二柱。延喜式内社。波多(畑)の天王さん。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「神波多神社」の解説 神波多神社かんはたじんじや 奈良県:山辺郡山添村仲峯山村神波多神社[現在地名]山添村大字中峯山中峯山(ちゆうむざん)の中央、小字横山(よこやま)に鎮座。主殿に素盞嗚(すさのお)命、相殿に春日大神・櫛稲田姫(くしいなだひめ)命を祀る。旧県社。「延喜式」臨時祭に畿内堺一〇ヵ所に祀った疫神のことがみえ、当社は大和と伊賀境に祀られた疫神と考えられる。「大和志」は「延喜式」神名帳の添上(そえかみ)郡「神波多神社鍬」にあて、以後式内社とされている。しかし天平一九年(七四七)の大安寺伽藍縁起并流記資財帳に記された大安(だいあん)寺(現奈良市)領「大倭国五処」の一に「山辺郡波多蘇麻」がみえ、波多杣は山辺(やまべ)郡に属している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報