日本歴史地名大系 「成羽川」の解説
成羽川
なりわがわ
- 岡山県:川上郡
- 成羽川
当川の開発の歴史は古く、鎌倉時代末期の徳治二年(一三〇七)に現備中町
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
当川の開発の歴史は古く、鎌倉時代末期の徳治二年(一三〇七)に現備中町
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
岡山県西部を北から南に貫流する高梁(たかはし)川の最大支流。全長78km。流域は過疎地が多い。広島県北東端の道後山に発し,広島県内では東城川と呼ばれる。名勝の帝釈(たいしやく)峡のある帝釈川を合わせて岡山県に入り,成羽川となる。吉備高原を深いV字谷を形成しながら東流し,高梁市で高梁川に合流する。広島県境近くには中国地方第2の規模の中国電力の新成羽川ダム(30万kW)がある。ダムの堰堤(えんてい)下には〈笠神の文字岩〉と呼ばれる,自然石に刻まれた碑(史)がある。これは鎌倉時代末に,この付近の流路の難所を開削して川船の航路を開いた記念碑である。船は当時,中国山地で産する鉄などを運んだ。
執筆者:由比浜 省吾
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…また12世紀以後,東大寺派,西大寺派や浄土教系の僧侶による勧進活動の一つとして,治水事業にも取り組まれることとなった。重源や忍性の活躍は知られているが,西大寺僧による備中国成羽川の開削は,水運とかかわっていることと,中国渡来の石工がこれに参加していることで注目される。この頃には土豪,農民が地域の治水事業に積極的に参加しはじめた。…
※「成羽川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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