神経胚(読み)シンケイハイ

デジタル大辞泉 「神経胚」の意味・読み・例文・類語

しんけい‐はい【神経×胚】

脊索動物発生過程で、神経板が現れてから神経管を形成するまでの胚。

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精選版 日本国語大辞典 「神経胚」の意味・読み・例文・類語

しんけい‐はい【神経胚】

  1. 〘 名詞 〙 脊椎動物などの発生で、神経板が形成される段階から神経管が形成されるまでの段階にある胚のこと。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「神経胚」の意味・わかりやすい解説

神経胚
しんけいはい

原索動物および脊椎(せきつい)動物で、神経板が形成されてから神経管が完成する時期までの胚をいう。イモリやカエルの胚では神経管形成の過程が外部から肉眼視できるので、この過程を胚の発生段階を示す指標として用いることが多い。また神経管形成が終わった段階で、体の基本構造ができあがったものとみなし、両生類の胚を用いた諸実験においては、神経胚への到達可否、あるいは神経胚での形態異常などを基に結果が判定されるのが普通である。

[竹内重夫]

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