神輿洗(読み)みこしあらい

精選版 日本国語大辞典 「神輿洗」の意味・読み・例文・類語

みこし‐あらい‥あらひ【神輿洗】

  1. 〘 名詞 〙 祭礼前後に、神輿を洗う神事。特に、京都祇園祭で行なわれる神事をいう。神幸に先だつ七月一〇日(昔は五月晦日)の夕、八坂神社の神輿一基に、四条大橋の上(昔は東畔)で、汲みおいた鴨川の水を振りかける。これを迎えるために、氏子の町々からお迎え提灯が出る。還幸の後、七月二八日(昔は六月一八日)にも行なわれる。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「水溢 〈略〉五月晦日は祇園の神輿(ミコシ)あらひとて河原に出て水かけ合をせり」(出典:俳諧・類船集(1676)美)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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