禅板(読み)ゼンバン

デジタル大辞泉 「禅板」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ばん【禅板】

《「ぜんぱん」とも》座禅のとき、身を寄せかける板。長さ約50センチ、幅約6センチ、厚さ約1センチのもの。倚板いばん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「禅板」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ばん【禅板】

〘名〙 (「ぜんぱん」とも) 仏語坐禅の時に身を寄せ掛けるもの。長さ一尺七、八寸(約五一~五五センチメートル)、広さ二寸(約六・五センチメートル)、厚さ三、四分(約一~一・二センチメートル)、上に円い小さな穴をうがち、糸を通して縄床背後にしばり、板の面を斜めにして身を寄せ掛ける。倚板(いばん)
正法眼蔵(1231‐53)諸法実相「蒲団禅版の阿耨菩提なる、みな此経に属せり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「禅板」の読み・字形・画数・意味

【禅板】ぜんばん

坐禅のとき用いる板。

字通「禅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android