四分(読み)シブ

大辞林 第三版の解説

しぶ【四分】

十分の四。よんぶ。 「 -六分に分ける」

しぶん【四分】

( 名 ) スル
四つに分かれること。また、四つに分けること。 「財産を四人の子に-する」

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精選版 日本国語大辞典の解説

し‐ぶ【四分】

〘名〙
十分の四。
② 令制で、諸国で公廨(くがい)を配分する時の次官(すけ)の配分率。公廨は出挙の利稲で、国司俸給となっていた。四分は配分率と定員を合算した数に対する割合。合計が二五分であれば二十五分の四、二三分であれば二十三分の四の受取率となる意。
※続日本紀‐天平宝字元年(757)一〇月乙卯「凡国司処分公廨式者、〈略〉其法者長官六分、次官四分、判官三分、主典二分、史生一分」

し‐ぶん【四分】

[1] 〘名〙
① (━する) 四つにわけること。また、四つにわかれること。転じて、ばらばらにわかれること。
※菅家後集(903頃)冬日感庭前紅葉示秀才淳茂「孤立如衣錦客、四分疑散花僧
※史記抄(1477)一九「其時は天下を四分しての一なり」 〔春秋左伝‐昭公五年〕
② 「しゅぶん(衆分)」の変化した語。
※随筆・飛鳥川(1810)「昔四分の座頭袴を着し、腰板へ白き紙を張しも」
③ 仏語。法相宗の系統で、認識の成立を四つの側面において捉えたもの。
※法相二巻抄(1242か)上「四分と申は、相分・見分・自証分・証自証分なり。眼識にも此四分あり。耳識にも此四分あり」
④ 編集・校正用語で、活字一字分の四分の一の長さをいう。〔造本と印刷(1948)〕
※性霊集‐二(835頃)日本国学法弟子苾蒭空海撰文「始則。四分秉法。後則。三密灌頂」

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