福島庄(読み)ふくしまのしよう

日本歴史地名大系 「福島庄」の解説

福島庄
ふくしまのしよう

現福島付近にあった庄園。嘉元四年(一三〇六)の昭慶門院御領目録(竹内文平氏旧蔵文書)に「浄金剛院領分」として「摂津国生魂新庄并福島庄安東平右衛門入道、御油一石大宮院御時依申子細被減五斗」とみえる。この福島庄と生魂いくたま新庄(現東区)年貢の油の収納を請負っている安東平右衛門入道は、鎌倉幕府の有力な得宗被官安東蓮聖のことである(東区の→生玉庄。南北朝期以降には、武士勢力の侵略などによってこの地域の領有関係も複雑になった。嘉吉二年(一四四二)摂津守護の細川持賢は、将軍足利義教の菩提を弔うために崇禅そうぜん(現東淀川区)を建立し、そこへ福島村内の欠所分の田畑を寄進した(同年四月二九日「細川右馬助持賢寄進状案」崇禅寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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