日本歴史地名大系 「上福島村」の解説
上福島村
かみふくしまむら
大坂三郷の町続き在領。西は
当地は淀川河口部にあたる交通の要衝で、奈良時代までの史料にみえる重要港津「江口」を現福島一丁目辺りにあてる説が有力となっており、明治一九年(一八八六)の大阪実測図には同地に「字江之口」の記載がある。難波江口
」、また同六年四月一七日条に「遣唐使駕
船一隻
、自
安芸国
到
于難波江口
、着
灘不
浮、其施亦復不
得
発出
、為
浪所
揺船尾破裂」と記される。
上福島村
かみふくじまむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報